テープ起こしの自力でのやり方
先日、知り合いからテープ起こしのバイトを頼まれました。
職場で行われた会議をボイスレコーダーで録音したので、それを書きおこして欲しいとのことでした。
所謂「テープ起こし」です。
4時間分のデータの書きおこしを2万でやってくれないかと言われました。
4時間分なら、仮に倍の8時間かかったとしても時給2500円です。
これはなかなかいい話だと思い快く引き受けました。
自力でテープ起こし
テープ起こしとは、会議や講演会などで録音された音声を全て書きおこすことです。
これをやるのに特別な技術など必要ありません。
やる気さえあれば(言葉が分からない外人で無ければ)誰でもできます。
どうせやるなら少しでも効率よくやりたいと考えたところ、テープ起こしに役立つフリーソフトを発見しました。
一つ目は、「Okoshiyasu2」です。
これは音声の再生や一時停止、数秒戻るといった作業をキーに自由に割り当てることができるというものです。
これがあればタイピング中に何度もキーボードから手を離さなくて済みます。
二つ目は、「SoundEngine Free」です。
これは音声の加工ができるフリーソフトです。
特定の周波数の音を大きくしたり小さくしたりしてノイズをカットしたり、コンプレッサーで音の強弱の差を縮めたりなど、フリーソフトとは言ってもできることは幅広いです。
Okoshiyasu2にもイコライザー機能や再生速度の調整などの機能がありますが、こちらの方が優秀です。
この二つのフリーソフトをダウンロードし、使い方を確認したところでさっそく書きおこしを始めました。
ところが1時間やったところで諦めました。
面倒臭いテープ起こし
一番の理由は、想像以上に時間がかかることです。
1時間かけて書き起こせたのは10分ぶんだけでした。
このままでは4時間分を終わらせるのに24時間もかかります。
最初は時給2500円だと喜んでいたのに、このペースでやっていたら時給833円です。
自宅で好きな時間にできるバイトという意味ではいいかもしれませんが、それだったらせどりをやっていた方が稼げます。
ちなみにプロでも音声データの5倍くらいの時間はかかるそうです。
想像以上に時間がかかる理由を箇条書きすると、
・人の話すスピードにタイピングが追い付かない
・専門的な用語や人の名前は聞き取りにくい
・同音異義語は判別しづらい
・他の人の声やノイズが邪魔
といったところです。
分からない箇所は何回も聞き直しました。
しかし10回以上聞いても分からないものは分かりません。
というわけで自分でやるのを諦め、外注することにしました。
私はめんどくさいので外注を選びましたが、自分でやろうと思えば、根気さえあればできます。
外注についてもいろいろ調べたりしたので、それについては次回に書きます。