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投資は若くてお金のないときにこそ始めるべき3つの理由

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私は20歳くらいのときから投資を始めました。

私の周りの同年代で投資をしている人は少なく、その理由はたいてい「お金がないから」です。

しかし実は「若くてお金がないとき」こそが投資を始めるべきベストの時期です。

 

 

いつから投資を始めるか

多くの人が投資を始めようと考える時期はいつでしょうか。

もちろん人それぞれ違うでしょうが、会社を定年退職するような年齢から始める人が多いです。

私の後輩が一度投資のセミナーに出席したことがあるのですが、50代や60代くらいの人が多かったそうです。

 

 

これまで働いていた会社を退職すると年金暮らしが始まり、入ってくるお金は減ります。

しかし老後はまだまだ続き、平均寿命まで20年近くの人生が残っています。

会社を退職すれば時間もできるし、ある程度まとまったお金もあるので投資でもやってみようかとなるわけです。

 

 

私は高齢者になってから投資を始めるのはかなり危険だと考えています。

むしろ投資はお金のないときにこそ始めるべきです。

その理由を3つ紹介します。

 

1. 失敗したときのダメージが少ない

投資に絶対はなく、失敗はつきものです。

投資で勝っている人の中で一度も失敗したことがない人はいません。

成功と失敗を繰り返しながらも、失敗したときの損失より成功したときの利益が大きいためにお金を増やせているのです。

 

 

しかし初めての投資でいきなり大金を使ってしまう人が多いです。

そして初心者なのでたいてい失敗します。

運よく何度か成功したとしても、毎回取引するたびに大金を投資していると、いつか失敗したときに大損害となります。

 

 

そしてここが大事な点ですが、年を重ねるほど取り返しがつかない失敗をしやすいです。

会社を退職したばかりの人は、これまでの貯金や退職金によって、数千万円のお金を持っている人も多いです。

そういう人が投資で大金を使って失敗し、何百万、何千万単位の損失を出してしまったという例は枚挙にいとまがありません。

 

 

対して若者はお金を持っていません。

20歳くらいの人であれば数十万円、多くてもせいぜい100万ちょっとでしょうか。

投資に失敗はつきものです。

しかし持っているお金が少なければ、失敗したときの損失も少なく収まるのです。

 

 

ちなみに投資において、分散投資は基本中の基本です。

一度の投資でつぎ込むお金の目安は全財産の2%とも言われています。

投資で最初に考えることは、勝つことではなく生き残ることです。

こういう基本を知らずに取引を始めてしまう人ははっきり言って勉強不足です。

 

 

2. 若さという価値

高齢者は若者よりお金を持っていますが、逆に若者の方が高齢者より持っている富もあります。

それは人的資本という富です。

人的資本とは、人が持つ能力を資本として捉えた概念のことです。

分かりやすく言えば、人がこれからの将来に働いて稼ぐお金のことです。

 

 

例えば、大卒のサラリーマンの生涯年収は約2億6000万円です。

そのためサラリーマンなりたての新入社員は、お金は持っていなくても、2億6000万円の人的資本を持っていると言えます。

仮にそのサラリーマンが投資で100万円損したとしても、彼は人的資本という財産を2億円以上持っています。

そう考えると、彼にとって100万円の損失は全財産の0.5%以下でしかないのです。

 

 

難しい言い方をしていますが、簡単に言えば、若者は多少損してもこれから働いて取り返せばいいということです。

当然ながら高齢者になるとこれから働いて稼ぐということは難しくなります。

しかも高齢者ほど金額の大きい損をしてしまいがちなため、本当に取り返しがつかなくなります。

 

 

3. 投資では事前準備が必要

多くの人は不景気の時に投資を始めようとしません。

景気が回復して株価が上昇し、儲けている投資家が続出しているというニュースを見てから投資を始めようと考えます。

そして投資の本(初心者をカモにするような中身の薄い本)を買ったり、投資セミナーに参加し、自分も稼いでやろうと取引に参加するのです。

 

 

この行動は完全に間違いです。

投資家が儲けているというニュースが流れた頃にはもう株価は上がりきっており、あとは下がるのみです。

ニュースを聞いてから投資を始める人は出遅れています。

 

 

多くの人が勘違いをしていますが、投資は景気の良いときではなく、不景気のときに始めるべきです。

株で利益を出す基本は「安いときに買い、高いときに売る」です。

それなのに「高いときに買い、安いときに売る」という真逆の行動を取っている人が多いです。

 

 

私たちは不景気に備えて準備をするべきなのです。

過去の歴史を見ると、景気の良い時期と悪い時期のサイクルがあります。

景気の良い時期の後は必ず悪い時期が来るし、悪い時期の後は必ず良い時期が来ます。

不景気で株価が下がっているときに株を買っておき、景気が回復してから売るというシナリオで考えておくべきです。

 

 

いくら知識があっても、株価が上がるタイミングがなければ投資は勝てません。

なるべく早く投資の勉強を始め、稼ぎ時に備えて十分な知識と経験を積んでおきましょう。

アベノミクスのように株価が大きく上がるタイミングは何度も起こるものではありません。

お金が貯まるのを悠長に待っていてはいけないのです。

 

まとめ

投資に限った話ではないですが、初心者がいきなり成功する可能性は低いです。

若いときなら失敗しても損失は少ないですし、これからの長い人生で働いて取り返すことができます。

投資で大きく稼げるタイミングは何度も起こるものではありません。

稼ぎ時に備えて投資に関する十分な知識と経験を積んでおくべきです。

 

 

 

 

 

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