持ち株会の奨励金制度を最大限活用する方法を考えた
前回の記事では持ち株会はリスクの高い投資であることを説明しました。
今回の記事ではそのリスクを抑えて上手く稼ぐ方法を紹介します。
私は持ち株こそが最強の投資だと考えています。
持ち株投資成功のポイントとは
詳しくはこの記事を読んでいただきたいのですが、基本的に持ち株は高リスクの投資です。
その理由は以下の二つです。
① 給料と資産をどちらも会社に依存してしまうため
② 売却のタイミングで投資の成否が決まってしまうため
この二つのデメリットを上手く回避します。
具体的な方法は以下の通りです。
1、ある程度の期間生活できるだけの貯蓄を用意する
2、自分の手取りの給料を全て持ち株として受け取る
3、持ち株を現金化できるタイミングになるとすぐ現金化して受け取る
私の会社では持ち株会を利用すると奨励金として10%の株式を多く受け取ることができます。
そのため最初に給料の手取りを全て持ち株として受け取り、すぐ売却することで、約10%(税金を引くと8%)多くお金を受け取れるようにするのです。
奨励金を受け取るとその分給料が増えるため、所得税や住民税も増えることに注意してください。
この手法なら持ち株のデメリットを消せる
会社によって持ち株会の制度も異なるため、残念ながら全ての会社員がこの方法を最大限使えるわけではありません。
特に持ち株を購入できる額に限度がある場合や、持ち株の売却を自由に行えない場合は難しいでしょう。
ただこの手法を使える人にはかなり大きなメリットがあります。
この手法では持ち株の奨励金が手に入る度にすぐ売却して現金化します。
そのため自分の資産を自社の株で大量に持つ必要がありません。
現金化した後は貯金するなり、投資信託を買うなり、別の形で保有できます。
上で書いた、「①給料と資産をどちらも会社に依存してしまう」のデメリットが無くなります。
また奨励金が手に入る度にすぐ売却するということは、売却時期を分散しているということです。
株価自体の変動の影響を受けにくくなるため、リーマンショックのようなことがあっても影響を受けにくくなります。
もちろん大きな利益を逃すことにもなりますが。
そのため上で書いた、「②売却のタイミングで投資の成否が決まる」というデメリットが無くなります。
つまり株価の変動は気にせず、奨励金の分だけ利益として取りに行くというのがこの手法です。
仮に奨励金が10%なら、税金分を引いた約8%ほどが平均的な利益として手に入れることができます。
まとめ
給料の手取りを全て持ち株の形で受け取り、奨励金が発生したらすぐに売却というのが紹介した手法です。
この手法だと資産を持ち株の形で持つ必要がない、売却時期を分散できるので株価の変動に強いというメリットがあります。
会社によって持ち株会の制度が異なるため、自分の会社の制度については確認してみてください。