【就活】一番の面接対策は完璧なESを書けるようになること
就活において一番の難関は面接です。
話す内容を考えたり、本番を想定した練習を行うなども大事です。
しかし私が考える一番の面接対策は、完璧に仕上げたES(エントリーシート)を企業に提出してから面接に臨むことです。
また意外に思うかもしれませんが、ESは就活が終わって企業に就職した後でも重要となります。
面接におけるESの重要性
ESとは、就活生が会社にアプローチする最初の一歩と言えるでしょう。
とりあえずESが通ってくれさえすれば後は面接だし、もうESはどうでもいいと考えていませんか。
これは大きな間違いです。
よっぽど話の上手い人ならまだしも、一般的な就活生においてはESの出来がかなり面接に影響します。
理由は簡単です。
基本的に面接はESの内容に沿って進められるからです。
もちろん面接官や企業の方針によってはESと関係のない内容ばかり聞かれることもあるでしょう。
ただ多くの企業ではESの内容を深堀するようなことを聞いてくることが多いです。
私の印象ですが、だいたい面接の7割程度はESの内容に関する質問でした。
つまり面接の質問の7割には前もって準備ができます。
残りの3割で多少へまをしても、7割が抑えられていれば意外と大丈夫です。
しかし何をアピールしたいのかよく分からないESや検討外れの内容のESを書いていると悲惨です。
ESに沿って質問してくる面接官に対し、面接の場で自分のペースに変えていくのは至難の業です。
ESが悲惨だと結局面接も悲惨にならざるを得ないのです。
ESを完璧に仕上げるためには
ESはひたすら書きまくること、人から添削してもらうことで上手くなります。
またどの会社もESで尋ねてくる内容は似たり寄ったりです。
志望動機、学生時代頑張ったこと、研究内容などは鉄板ですが、10社程度のESを書けばだいたいの内容はカバーできます。
もちろん志望動機は各社に合わせて作る必要がありますが、その業界を目指した理由やその会社に適合する自分の強みなどは色々な会社に使い回しできます。
その会社でなけらばならない理由が1文だけでも意外と大丈夫です。
一度真剣に書く内容を吟味しておけば、あとは多少字数を変えるだけで様々な企業に使い回せるので楽です。
ESにおいて大事なことを一つ挙げるとすると、「一貫したキャラ設定」です。
自分が何か問題にぶつかったとき、何かを成し遂げようと考えたときにどのような行動を起こすでしょうか。
「コツコツ頑張る」タイプなのか、「色んな人と協力し合う」タイプなのか、「自分ならではのアイデアで解決する」タイプなのか、それは人それぞれです。
大事なのは、ESの中の全ての質問において、困難に対する自分のアプローチ法を一つに絞り込むことです。
研究にたいしては「コツコツ地道に頑張り」、サークルの問題に対しては「色んな人と協力し合い」、バイトで起こった問題には「自分なりのアイデアで解決」するような話をESに書いたとします。
すると読む側にとっては、色々頑張ってはいるけどどういう人なのかよく分からず、いまいち印象に残らなくなってしまいます。
それより研究でもサークルでもバイトでも、問題に対しては「コツコツ地道に頑張る」ことで解決する人だとアピールした方が、ずっと分かりやすく、印象に残ります。
「一貫したキャラ設定」は面接でも演じ切ってください。
そもそも自分が演じられないようなキャラ設定を考えたところで、どうせ見破られるので無駄です。
また「一貫したキャラ設定」は面接中に出る想定外の質問に対しても役に立ちます。
キャラが一貫していれば、質問に対する答えの方向性も一つに定まってきます。
すると想定外の質問でも、どういう答えを返せばいいのかだいたい分かります。
「コツコツ地道に頑張る」キャラで通しているなら、何か想定外の質問をされた場合でも、「コツコツ地道に頑張った」エピソードを言えばいいのです。
エピソードが無くてもそういう風なエピソードを捏造すればいいのです。
多少無理があっても一貫性があれば謎の説得力が生まれます。
就職した後でもESは重要
ESは就活が終わればさようなら、とはなりません。
知らない人が多いですが、就職した後もしばらくの間色々な人にあなたのESは読まれています。
就職した後は新人研修が始まり、OJTで色々な職場を廻り、それが終わると本配属されます。
その際、研修を担当する人事はもちろん、OJTで廻る職場の上司やトレーナー、本配属先の上司にESが渡されているのです。
各部署の上司がESを読み、ESに書かれている内容からその新人の性格を読み取ったり、特性を判断して配属先を決める参考にしたりしているのです。
私が新人の頃の話ですが、OJT先の上司と面談したとき、上司のパソコンに自分のESが表示されているのを偶然見てしまいました。
ESに恥ずかしいことや偉そうなことを書いた人もいるでしょう。
あなたのESは会社の色々な上司に見られていることを覚悟してください。