【仕入れ】仕入れの「三高」-高単価、高回転、高利益率
今回書くのは、仕入れにおいて何を基準に仕入れればいいのか、という話です。
Amazonで販売されている商品は無限のようにありますし、闇雲に仕入れても利益にならなければ話になりません。
しっかりと利益の出るものを仕入れるために、何を基準にすればいいのでしょうか。
私が常に意識しているのは高単価・高回転・高利益率の「三高」です。
1. 高単価
仕入れでまず意識しているのが「高単価」であることです。
ここで何を基準に単価が高いと言うのかという問題がありますが、自分が仕入れで毎月使っている金額の1/20がだいたいのMAXでしょうか。
なぜ高単価であることがいいのかと言うと、単価が高いほうが商品一個当たりの利益が大きくなるからです。
商品一個当たりの利益が大きければ、その分少ない商品数でも高い利益を稼ぐことができます。
扱う商品数が少なくなればその分検品や商品登録、梱包といった作業の負担も軽減できます。
ただこれは、後で説明する利益率がある程度高いことが前提です。
高単価であることはリスクもあり、仕入れをミスした場合や、仕入れた後に相場が下がった時に損失も大きくなります。
なので初めは本などの単価の安い商品から始め、仕入れに慣れて元手も大きくなるにつれてゲームや中古家電など、徐々に単価の高い商品に手を出すといいでしょう。
2. 高回転
次に重視するのは高回転な商品であることです。
せっかく高い利益が出る商品であったとしても、なかなか売れずに在庫となってしまうことがあります。
それよりは多少利益が小さくとも、すぐに売れてくれる商品を何度も出品する方が、長い目で見れば利益は大きくなるでしょう。
では高回転であるかどうかをどのように判断するのかと言いますと、「モノレート」という便利なサイトがあります。
モノレートで商品を検索すると、その商品の過去の相場やランキングの推移を確認することができます。
上のグラフはモノレートから取ってきたある商品のランキングの推移です。
グラフの縦軸はAmazonで売られているジャンル別のランキングです。ちなみにこの商品は「ホビー」の商品なので、ホビーの中では平均5万7千位ということです。
また横軸は期間を表しており、ここでは過去三か月の推移を示しています。
波形が何度も上下に動いているのが分かると思いますが、これは波形が下に振れたタイミングで商品が売れているということです。
下に振れている回数を数えると10回ありますね。
つまりこの商品は過去三か月に10回はAmazonで売れているということになります。
3. 高利益率
最後に紹介するのは高利益率です。
仕入れに使った金額に対する利益額の割合のことです。
上の式から計算できます。
ここで問題となるのはAmazonの手数料で一体いくら引かれてしまうのかということですが、様々な手数料があり、なかなかややこしいので次の機会に書きます。
他の方のブログを見るとたまに売値から仕入れ金額を引いた額を利益であるかのように書いてあることがありますが、これは間違いです。
必ず手数料が発生しますし、結構バカにできない金額です。
そして利益率の目安ですが、私の場合は目標40%、最低20%です。
商品を買った後に相場が下がるというリスクに対応するには、ある程度利益率の高い商品を仕入れることです。
ただ40%の利益率が出る商品を見つけるのは少し難しいので、多少回転率の良いものであれば利益率が下がっても良いと考えています。
ただし薄利多売にはしたくないため、最低でも20%は割らないようにしています。
4. まとめ
仕入れの基準となる「三高」について書きましたが、全てを満たしてくれるものを探す必要はないと思います。
あまり売れていないが、売れたときは利益が大きい商品や一個当たりの利益は小さくても回転率の良い商品なども仕入れられます。
要はバランスの問題ですが、自分の中で基準があれば仕入れしやすくなります。