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2018年春にエンベデッドシステムスペシャリスト試験を受けてきた

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先日エンベデッドシステムスペシャリストの試験を受けてきました。

今はまだ試験結果は分かっていませんが、もし落ちていたら来年も受けると思うので勉強した内容や試験の感触についてまとめておきます。

 

(追記)試験には無事合格していました。

 

 エンベデッドシステムスペシャリスト試験について

情報処理技術者試験のレベル4の試験です。

応用情報技術者試験がレベル3なのでその一つ上のレベルになります。

主に組込みシステム開発の内容の試験です。

 

 

基本情報や応用情報試験は春と秋の年2回受けられますが、レベル4に該当する試験は年一度しか受けられません。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は春のみです。

 

 

全部で4つの試験があり、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと呼ばれます。

午前の試験は選択式の問題で、午後は文章問題です。

私は去年の春に応用情報技術者試験に合格したため午前Ⅰの試験は免除になりました。

試験免除は2年間までとなっているため、私は今年と来年の試験では免除にできます。

 

 

情報処理技術者試験のレベル4は全部で9つほど試験があるのですが、エンベデッドシステムスペシャリスト試験は最も人気がありません。

今は転職市場でも組込みエンジニアの需要が高まっていると聞くのでもっと人気が出てもいいと思うのですがね。

やはり資格よりも実務経験の方が重視されるのでしょうか。

 

 

 

 

試験は午前Ⅱから

私が試験を受けた会場では約150人ほど受けていましたが、私は受験番号トップでした。

この番号は申し込んだ順でしょうか、それとも名前の五十音順でしょうか。

私の場合どちらもありそうですが、申し込んだ順になっている可能性が高そうです。

 

 

午前Ⅰの試験を免除になっていた私は午前Ⅱから受験しました。

午前Ⅱは4つの選択肢から当てはまるものを選ぶ選択問題で、全部で25問あるのを40分で解きます。

合格点が60%なので15問正解すれば合格します。

午前Ⅱを合格しないと午後Ⅰ以降の試験は採点すらしてくれず、同様に午後Ⅰに合格しないと午後Ⅱも採点してくれないそうです。

 

 

午前Ⅱの内容ですが、エンベデッドシステムスペシャリスト試験や応用情報技術者試験の過去問の流用がほとんどでした。

残念ながら私は今回あまり過去問を解いていなかったのですが、それでも使っていた問題集に載っていたのと同じ問題が3,4割出ました。

 

 

正直あまりできなかったので家に帰ってから自己採点したところ、8,9割ほどの問題と答えはネットで見つかりました。

自己採点ではギリギリ合格点は超えていたので良かったです。

午前Ⅱは過去問をひたすら解けば大丈夫そうです。

 

 

午後問題は国語の試験

次に午後Ⅰと午後Ⅱの試験ですが、どちらも長文問題です。

午後Ⅰではドローンに関する問題が登場し、午後Ⅱでは機械学習の話題が少しありました。

最近の話題に関しても勉強していないとダメなのかと思いきや、全く知識の無い私でも特に迷うことなく解けました。

 

 

午後問題は組込みの知識を問うというより、まるで国語の問題のようでした。

いかに文章を理解して問題文に合う答えを見つけるかが大事です。

私は組み込みは苦手ですが、国語は学生時代からもの凄く得意だったのでなんとか解くことができました。

 

 

ただ一つ誤算だったのは、午後Ⅱの試験はハードウェアかソフトウェアのどちらかの問題を選ぶのですが、間違えてハードウェアの問題を解いてしまったことです。

これまでソフトウェアに絞って勉強していたのですが、実際の試験のとき問一と問二のどちらがソフトウェアかちょっと見ただけでは区別できませんでした。

 

 

とりあえずソフトウェアっぽいと感じた問題を解き始め、途中からハードウェアの問題だったと気づいたのですが、もう時間的に間に合わないのでそのまま解き進めました。

それでも一応解けたので安心しました。

午後Ⅰの問題はソフト、ソフト、ハードの順で午後Ⅱの問題はハード、ソフトの順になっています。

私は午後Ⅱの問題の順番を完全に勘違いしていました。

 

 

私の勉強法

試験に向けてどのような勉強をしたのか書いておきます。

私はこちらの一冊の参考書しか使っておりません。

 

 

情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト 2017~2018年版

 

これ一冊で基本的な知識はカバーできると思います。

ただし合格点である60%を目指すなら良いのですが、もっと高得点を目指す場合は不十分ではないかと思います。

 

 

エンベデッドシステムスペシャリスト試験において一番大事なのは過去問演習です

特に午前Ⅱ問題に関しては過去問からの出題がかなり多いです。

そのためもし私がもう一度この試験を受けるなら過去問演習を徹底的にやると思います。

過去問に関しては本を買わなくてもネットで多く見つかります。 

またエンベデッドシステムスペシャリスト試験だけでなく、応用情報の過去問からも主題されるので練習しておくとよいでしょう。

 

 

私はこの本を使って2日に1度30分ほど読むというペースで半年勉強しました。

午前Ⅱの演習問題が100題あるのですが、ここは完璧に正解できるようにしました。

午後Ⅰの問題はソフトもハードも勉強しましたが、午後Ⅱはソフトで受けようと思っていたのでハードは一切読んでいません。

それでも実際の試験ではなんとかなりました。

 

 

前にも書いたように午後問題は国語の問題に近いです。

過去問と全く同じ問題が実際の試験で出ることはありませんが、問題の問われ方は似ています。

そこだけ確認すれば十分で、過去問演習は午前Ⅱを重点的にやっておくとよいです。

 

 

まとめ

応用情報や他の高度情報技術者試験に合格した直後であれば午前Ⅰが免除になります。

午前Ⅱは過去問からの出題がほとんどなのでしっかり確認しておきましょう。

午後問題は国語の問題なので問題の傾向をしっかり掴んでおきます。

ただし問題がハードかソフトか間違えないように注意しましょう。

 

 

18/6/23 追記

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の結果についてはこちらに書きました。

 

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