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Windows 10 64bitにISE Design Suite 14.7をインストールする


1年前に手に入れたまま放置していたXilinxのFPGA評価ボードを動かしてみることにしました。
評価ボードはSpartan 3Eを搭載したBASYS2で、使用するツールはISE Design Suiteです。
今回Windows10にインストールしましたが、色々とトラブったのでまとめておきます。

評価ボードと開発ツールについて

私が持っている評価ボードはXilinxのBASYS2です。
7セグLED、プッシュスイッチ、スライドスイッチ、I/Oポート、VGAなどがついています。


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秋月電子で11600円で購入できます。
akizukidenshi.com


さらに性能の高いBasys3もあります。

開発ツールは無償で利用できるISE Design Suite 14.7を使用します。
XilinxのツールだとVivadoが新しいのですが、BASYS2に搭載しているSpartan 3Eは古くて対応していないそうです。
ちなみにISE Design Suite 14.7が最終バージョンとなるそうです。



ISE Design Suiteのインストール

Windows 10 64bitに開発ツールをインストールします。
以下のページからインストールできます。




https://japan.xilinx.com/support/download/index.html/content/xilinx/ja/downloadNav/design-tools/v2012_4---14_7.htmljapan.xilinx.com




ページの左端に「14.7(Windows10)」とあるのでWindows10ユーザーはついついそちらを押してしまうかと思いますが、そちらはSpartan 6のみしかサポートしていません。
Windows 10の表示のない14.7を選びます。




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そして以下の「フル DVD シングル ファイルのダウンロード イメージ」を選んでダウンロードします。




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ダウンロードしたファイルを解凍したら、本来は「Xilinx_ISE_DS_14.7_1015_1」フォルダ内にあるxsetup.exeを起動してインストールを進めます。
しかしこちらはWindows 10には対応していないようで、インストールしても開発ツールを開けません。


そこで「Xilinx_ISE_DS_14.7_1015_1\bin\nt」にあるxsetup.exeを起動します。
この先の手順はXilinxのhow to setupのページに説明があるので参考にしてください。


https://japan.xilinx.com/publications/japan/j_how_to_setup.pdf


インストールに成功したらISE Design Suite 14.7を起動します。
ProjectタブのDesign Propertiesを開き、以下のようにFamilyを「Spartan3E」、Deviceを「XC3S100E」と選択します。
Basys2以外を使用している場合は各々のデバイスに合わせて設定してください。




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まとめ

Windows 10 64bitでISE Design Suite 14.7をインストールする方法についてまとめました。
ハマってしまうポイントがいくつもあり、私自身かなり時間をつかってしまいました。