NISA口座を使って海外ETFの積立によるインデックス投資を始めた
私はこれまで投資信託を毎月5万円積み立ててインデックス投資をしていましたが、これから海外ETFの積み立ても始めることにしました。
海外ETFを積み立てを始めることを決意した大きな理由はNISA口座です。
手数料の違い
私は投資信託を始めた当初からいずれは海外ETFを購入したいと考えていました。
その理由は手数料の違いです。
投資信託と海外ETFに関して手数料の違いは以下のようになります。
・買付手数料が安い (ノーロードなら無料)
・信託報酬は高い (安くて0.2%前後)
【海外ETF】
・買付手数料が高い (5ドル~20ドル)
・信託報酬は安い (安くて0.06%前後)
投資信託も海外ETFも複数の株や債券を少しずつ買うという基本的な仕組みは同じです。
そして二つの大きな違いはこの手数料です。
投資信託は買付手数料はタダみたいなものですが、維持費である信託報酬は高いです。
これは毎月数万円ずつ積み立て投資するような、買付回数が多い投資をする場合は有利です。
一方、海外ETFは買付手数料が高いので少額では買いにくいです。
購入額が少ないほど手数料の負担が大きくなり、1度に最低1111ドルは購入しないと損です。
ある程度まとまったお金を投資して長期間持ち続けるような投資に向いています。
しかし海外ETFの買付手数料を無料にする方法があります。
それはNISA口座を利用することです。
現在海外ETFを購入できる証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社ですが、いずれもNISA口座なら買付手数料は無料です。
これなら海外ETFを毎月5万円ずつ積立投資することも可能です。
NISA口座なので当然売却した時の税金もかかりません。
投資信託よりも大きな利益を狙うため
一番大きな理由はこれです。
上で書いたように信託報酬という維持費が安いというのも、海外ETFが投資信託より有利な理由の一つです。
また商品の種類が国内ETFの10倍以上あり、さらに取引が活発で純資産額や出来高も大きいです。
同じETFの中でも国内のものより海外ETFの方が魅力的な商品が多いです。
国際分散投資という観点からも海外ETFが有利です。
全世界の中で日本の株式が占める割合は約10%と言われています。ちなみに50%は米国の株式が占めています。
引用元:世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) - myINDEX
投資商品を購入するとき、どうしても自国の商品の割合を多く買ってしまうというバイアスがあるそうです。
しかし日本の株式が全体の10%しか占めていないのであれば、自分のポートフォリオの半分以上を日本株で占めている状態はバランスが悪いのです。
全世界の半分を占める米国株に分散投資するという目的のためには海外ETFは非常に適しています。
海外ETFの購入で注意すること
最後に一つ注意点を紹介します。
上の手数料の話の中では書きませんでしたが、海外ETFには投資信託にはない手数料が存在します。
それは為替手数料です。
海外ETFを購入するには円をドルに換える必要があり、それにも手数料がかかります。
SBI証券や楽天証券などで円貨決済した場合の為替手数料は1米ドル当たり0.25銭となります。
1ドル100円なら0.25%ですし、これでは信託報酬が安いというメリットが無くなってしまいます。
しかし為替手数料を安くする方法があります。
私が調べた中で最も安くできる方法は、住信SBIネット銀行を利用することです。
住信SBIネット銀行の外貨積立を利用すると為替手数料が1米ドル当たり0.02銭になります。
これなら投資信託と比べても十分安い手数料になりますね。
まとめ
NISA口座を使って海外ETFの積立投資を開始することにしました。
海外ETFは国内ETFより魅力的な商品が多く、国際分散投資に向いています。
NISA口座を使うことで買付手数料が無料になり、さらに住信SBIネット銀行を使うと為替手数料も激安になります。